通信制高校の探し方をご紹介!通信制高校を選ぶ具体的な流れ

通信制高校の探し方や選び方に関して、「自分にあった学校を探す方法はどうすればよいの?」と悩んでいる方も多いでしょう。このページでは、通信制高校の探し方、選び方を詳しく解説していきます。

▊通信制高校の探し方、選び方

一番オーソドックスな方法について紹介します。

  • ① 合同相談会に行く
  • ②いくつかの学校説明会に行く
  • ③志望校を絞った後に対象校のオープンスクール(キャンパス)に行く
  • ④もう一度、学校説明会に行く(個別説明会にも参加する)

①合同説明会で通信制高校の全体像を掴み、②数校の学校説明会に足を運び、③志望校をある程度絞った後にオープンキャンパスで実際の雰囲気を体感し、④志望校の学校説明会にもう一度行って詳しい部分まで聞く」という上記の流れが最もおすすめです。

① 合同相談会に行く
数ある通信制高校の中から、候補を選ぶのは簡単なことではありません。「高校に何を求めるか」「今の自分に合うのはどんな高校か」の目的や基準をイメージでも良いので持ってから参加しましょう。合同説明会では、たくさんの学校の情報を仕入れることができます。合同説明会に参加し終わった時点で、複数(2~3校)の候補を作っておくのがおすすめです。

② いくつかの学校説明会に行く
合同説明会に参加した後は、合同説明会で目を付けた(興味のある)通信制高校の学校説明会に足を運びましょう。学校説明会は、学校の沿革やカリキュラムなど、学校自体の説明が大部分を占めます。学校の教育方針を聞き、空気に触れることで、自分に合う学校かどうか、判断がしやすくなります。それぞれの学校を実際に見て比較し、自分に合う学校を選びましょう。長い時間を過ごす場所なので、自分に最も合う学校を選びたいところです。また、学校説明会には、可能であれば保護者と入学するご本人が揃って参加することをおすすめします。

③志望校を絞った後、オープンキャンパスに行く
オープンキャンパスでは、実際の学校生活の雰囲気を知ることができます。授業の受講、コースの体験、校内の見学、クラブ活動への参加など、入学後の生活を事前に経験しておくことで、学校についてより深く知ることができます。在校生と会話する時間もあり、すでに通っている人たちの雰囲気が自分に合うかどうかまで確かめることができます。オープンキャンパスは、入学後の自分の高校生活を事前に見ることができる機会です。実際に通う自分が想像できるか、雰囲気は合っているか、学習サポートは問題ないか、友達ができそうかなど、施設だけでなく、生徒や先生までよく観察しましょう。

④もう一度、学校説明会に行く(個別説明会にも参加する)
最後にもう一度、志望校の学校説明会に行き、最終確認をしましょう。学校説明会は、「どの学校がいいかな」という心持ちで行くのと、「この学校に通うんだ!」という心持ちで行くのとでは、全く違います。最後に、学校説明会の後に開催される個別説明会にも参加しましょう。個別説明会は、個別のブースで、先生と保護者・先生と参加者など1組ずつ対応する形式で行われます。事前に質問をまとめておくのがおすすめです。より深く、より細かく質問ができるので、少しでも気になることがあれば、遠慮なく確認して入学前に解決して不安を取り除いておきましょう。

▊自分の現状や目的に合った通信制高校を探す

自分のやりたい事がはっきりしている人は、通信制高校を選びやすいでしょう。自分がやりたいことに合ったコースがある学校、自分が行きたい大学への進学実績がある学校など、初めから具体的な選択基準を持っていることになります。「中学校ではあまり通うことができなかった」「勉強にちょっと自信がない」という人は、スクーリングが少ない学校や学び直しができる学校を選ぶなど、自分の現状を考慮した選び方もできます。

◆自分の現在の生活や学力が心配な方
学校に通えるか心配だったり、体調に自信がない人は、サポートが充実している通信制高校を選びましょう。通信制高校は、メンタル面のサポートまで充実しています。専属のカウンセラーが常駐しているなど、いつでも気軽に相談できる体制が整っているので、安心して通うことができます。

▊通信制高校の入学時期

通信制高校の入学形態や入学時期は様々です。新入生の場合は、全日制高校と同じく、4月に入学します。編入生の場合は、随時受け入れているところと、4月と10月のみに限定されているところがあるので、注意が必要です。また、ほとんどの通信制高校では、転入生であれば、いつでも入学できます。

▊まとめ

通いたい学校が見つからず、どうして良いか分からない人は、「サポートが充実しているか」「自分が学びたい分野のコースがあるか」などではなく、「フィーリングが合うか」「自分が楽しめそうか」「馴染めそうな雰囲気か」など、感覚的な部分を信じても良いかもしれません。「卒業まで通って、高卒資格を取得するのが目的」なので、学校の雰囲気との相性が一番大事とも言えるでしょう。とはいえ、通信制高校を選ぶにあたり、サポートやコースも重要な選択基準です。学校説明会やオープンキャンパスには必ず足を運び、目に見える部分(情報)と、肌で感じる部分(感覚)の両方で、総合的に判断しましょう。