入学式や卒業式などの晴れの舞台では、どのような服装が良いのか、どのようなことに注意すれば良いのか、色々なことが心配になってしまう人も多いでしょう。このページでは、通信制高校の入学式・卒業式における注意点から、通信制高校における入学式・卒業式の時期、式典に参加する際のおすすめの服装まで、詳しくご紹介します。
通信制高校にも入学式と卒業式がある
通信制高校にも、入学式・卒業式はあります。しかし、体育館などの式典ができるスペースを持たない通信制高校も多いため、市民会館やホテルなどの公共施設が利用されることもあります。通信制高校の入学式・卒業式の内容は、全日制の入学式・卒業式の内容とほぼ同じです。校長先生のお話や、在校生挨拶、新入生挨拶、校歌斉唱など、一般的な入学式・卒業式で行われる内容で進行されます。
通信制高校における入学式・卒業式の時期
通信制高校の入学式は主に4月と10月に行われ、卒業式は主に9月と3月に行われます。通信制高校では、生徒の随時入学を受け付けているところが多いため、単位修得の都合上、3月だけでなく、9月にも卒業式を行います。「海外でもないのに、卒業式が9月?」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、「9月に卒業式を済ませれば、4月までの期間を自由に過ごせる」というメリットもあります。
通信制高校の入学式・卒業式では、どんな服装が良い?
通信制高校の入学式・卒業式は、服装自由のところも多いですが、どんな服装で式典に参加するのが良いのでしょうか?ここからは、通信制高校の入学式・卒業式に参加する際のおすすめの服装について、男女別にご紹介します。
▊男子生徒として過ごす場合
基本的には好きな格好で問題ないですが、制服がある学校であれば、制服を着て参加するのが良いでしょう。制服がない通信制高校の場合は、中学時代の制服か、襟付きの白シャツとネクタイに落ち着いた色味のスーツで参加するのがおすすめです。入学式、卒業式のどちらも、派手な服装の男子生徒は少ないので、周りと比べて浮かないように、色味のある服は避けた方が良いでしょう。
▊女子生徒として過ごす場合
男子生徒の場合と同様に、制服がある学校であれば、制服を着て参加するのが無難です。制服がない通信制高校の場合は、中学時代の制服か、スカートスーツで参加するのがおすすめです。女子の場合は、中に着る服に色味があっても浮かないので、ブラウスなどは華やかな雰囲気のものを選んでも良いでしょう。中学の制服で参加する女子生徒も多いです。中には、白シャツとジャケット、プリーツスカートを合わせた「なんちゃって制服」で参加する人もいます。卒業式の場合は、袴を着る人も多いです。メイクに関しては、卒業式では多少派手でも構いませんが、入学式では控えめにするのが良いでしょう。
▊保護者の場合
学校に登校し、直接指導を受けます。自学自習で生じた疑問点などは、スクーリングの際に解消しておきましょう。
通信制高校の入学式・卒業式における注意点
▊入学式・卒業式は欠席しても問題ない?
通信制高校の入学式・卒業式の参加は強制ではありません。そのため、欠席しても問題はありません。しかし、入学式・卒業式への参加が、通信制高校の卒業に必要な要件である「30単位分の特別活動への参加」に該当する場合があるため、参加した方が取得単位の面で得になります。特に入学式は、友達ができる良い機会にもなるので、参加した方が良いでしょう。
▊式典という場に合う装飾を心がけよう
式典に合った装飾をすることを意識しましょう。特に、アクセサリーの付けすぎや、明るい髪色、派手なお化粧には注意が必要です。派手すぎる髪色の方は浮いてしまう可能性もあるので、式典当日のみ、黒染めスプレーなどを使うなどの対策も検討しても良いでしょう。
まとめ
通信制高校の入学式・卒業式における注意点について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?入学式・卒業式は、人生で数回しかない晴れの舞台。生徒にとっても、保護者にとっても、大切な瞬間です。このページを参考にして、入学式・卒業式の準備がスムーズに進めば幸いです。