スクーリングとは?何をするのか、登校頻度はどれくらいなのか、詳しくご紹介!

通信制高校のスクーリングがどのようなものなのか、興味を持っている人も多いでしょう。この記事では、通信制高校のスクーリングについて詳しく解説していきます。

▊スクーリング(schooling)とは?

スクーリングとは、実際に学校に登校して、対面での指導を受けることです。正式には「面接指導」と呼ばれます。授業を対面で受けたり、先生に個別質問したりしながら、学習度合を深めていきます。また、ホームルーム(HR)や学校行事なども、スクーリングに該当します。スクーリングは高卒資格取得の条件を満たすためにも絶対に必要なものです。通信制高校を卒業するためには、規定されている分だけスクーリングに参加する必要があります。スクーリングに出席しなければ、単位は修得できません。自学自習とスクーリングは、通信制高校における学びの中心となります。そこで学んだことを、「レポート」で確認し、「単位認定試験」で発揮することで、単位を取得し、卒業を目指すことができます。

▊スクーリングの登校頻度はどれくらい?

スクーリングの日数は、各通信制高校によって異なります。週に3~5回、月に1~2回、年に4回程度など、学校によって様々な形態がありますが、スクーリングがない通信制高校は存在しません。登校せずに、映像授業を受けるだけでもスクーリングとして認められる学校もありますが、たいていの学校では「登校=スクーリング」となっています。スクーリングでの登校頻度は、通信制高校に通う上でとても重要なものです。スクーリングの日数が自分の生活に合う学校を選ぶと、入学後も過ごしやすくなるでしょう。
・できるだけ対面で授業を受けたい人
・モチベーションが低下しやすい人
・一人での学習が続きづらい人
など、自学自習に不安を持っている人は、スクーリング日数が多い通信制高校がおすすめです。一方で、
・学業以外の活動や仕事で忙しい人
・芸能、スポーツを頑張りたい人
・マイペースな生活リズムで過ごしたい人
など、登校に縛られたくない人には、スクーリング日数が少ない通信制高校がおすすめです。

▊スクーリングの時間帯は?

スクーリングの時間帯は、基本的には午前中か午後の半日となっています。学校に行き、合計3時間程度の対面授業を受けます。少数派ではありますが、全日制高校と同じように、午前9時から夕方の16時まで1日中授業を受ける学校もあります。

▊スクーリングには3つの形式がある!

スクーリングにも種類があり、大きく分けて3つの形式があります。通信制高校に通う上でスクーリングは必須になるので、自分に合ったスクーリングの形式を選びましょう。ここからは、スクーリングの3つの形式「集中型」「合宿型」「登校型」について、それぞれ詳しく解説していきます。

◆集中型
普段は海外にいる人、学業以外の活動が忙しい人、家庭、体調などの事情で、スクーリングに行く時間を安定的に確保できない人は、「集中型」のスクーリングがおすすめです。「集中型」のスクーリングは、夏季や冬季、大型連休など、社会人でも時間が取れる時期に集中してスクーリングを行うものです。数日間に渡って、朝から夕方まで、1日にできるだけ多くの授業を集中的に受けます。

◆合宿型
「合宿型」のスクーリングは、リゾート地などの宿泊施設を利用して、少ない日数でまとめてスクーリングを行うというものです。北海道や沖縄などのリゾート地で合宿し、通常の学習に加え、その土地特有の自然体験ができる通信制高校もあります。「合宿型」のスクーリングを選ぶと、スクーリングが1年に1度で済む上に、修学旅行のような感覚で楽しみながら単位を修得できるというメリットがあります。しかし、合宿地までの交通費や宿泊費は、学費とは別途でかかってしまうことに、注意が必要です。

◆登校型
「できるだけ学校に通って、友達に会いたい!」「一人で勉強するのは苦手なので、対面での授業の割合を増やしたい!」という人には、「登校型」のスクーリングがおすすめです。「登校型」のスクーリングがある通信制高校では、週3日コース、週5日コースというように、登校する日数をコース別で選ぶことができます。登校頻度が高いコースを選べば、友達や先生と会う頻度も多くなり、学習習慣も根付きやすいでしょう。

▊まとめ

通信制高校の学校行事について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?各学校によって、様々な学校行事があります。全日制で行われている行事の多くは、通信制高校でも行われていることがわかりましたね。登校回数が少ない通信制高校の生徒にとって、学校行事は友達を作る良い機会になります。普段は人見知りでも、学校行事を楽しみながら交流すると、自然と仲を深められるかもしれません。学校行事で気の合う友達ができれば、通信制高校での生活がより豊かなものになるでしょう。